香典礼状などの諸々のハフトゥ(HAVE TO)

日本の民というのは、本当にすばらしいなあと思います。
お葬式で大切な人が亡くなって、本当は、泣き崩れて、呆然として何もしたくないというのが、人間の本能ではないかと思うのです。
こんなに辛い思いをしている遺族が、やれ、香典の礼状だの、葬式参列者の弁当の手配だの、動き回って、お葬式やお通夜に来てくださった参列者の面倒を見てくださるなんて、ちょっと、ニュージーランドでは考えられません。
私がこちらのお葬式で見た、遺族の方は、深い悲しみに何日も浸り、周りのことは、遺族ではない人がお手伝いしてあげていました。
だから、遺族は、悲しみに集中していられたのです。
でも、日本のように、香典の礼状の手配をしたり、お葬式で忙しくしていたほうが、悲しみを少しでも後回しに出来て、精神的にはよいのであろうかと思ったりもします。
ひょっとしたら、精神を悲しみから守るために、香典礼状などのやらねばならないことが山積みなのかもしれません。
そうであれば、葬式での礼状は香典への礼状と共に、悲しみのプレッシャーに押しつぶされなかったことへの礼状でもあるとも言えるのかもしれません。

香典礼状の深い意味に+1 !

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