香典礼状の本来の意味」カテゴリ内の記事を表示しています。
冠婚葬祭に関して、日本の独特のマナーや文化、習慣が大変そうだなあと遠くのほうから、傍観している海外在住主婦です。
例えば、ニュジーランド在住の私が結婚式に出席したら、新婚さんにウエディングプレゼントを渡します。
でも、ご祝儀3万円よりも、金額の低いものです。多くて2万円程度だと思います。それに対して新婚さんからのお返しはありません。
そして、プレゼントへの礼状が届きます。
「礼状」って、書くと、厳かですが、「サンキューカード」をもらいます。
そして、内容も堅苦しいものではなくて、「プレゼントサキ...
日本の民というのは、本当にすばらしいなあと思います。
お葬式で大切な人が亡くなって、本当は、泣き崩れて、呆然として何もしたくないというのが、人間の本能ではないかと思うのです。
こんなに辛い思いをしている遺族が、やれ、香典の礼状だの、葬式参列者の弁当の手配だの、動き回って、お葬式やお通夜に来てくださった参列者の面倒を見てくださるなんて、ちょっと、ニュージーランドでは考えられません。
私がこちらのお葬式で見た、遺族の方は、深い悲しみに何日も浸り、周りのことは、遺族ではない人がお手伝いしてあげていまし...
私がいまいち、日本のしきたりを好きになれない理由は、当たり前だから、習慣だから、みんなやっているから、マナーだからというふうに、本来の意味を忘れて、心のこもらないしきたりが多くなっている印象を受けるからです。
だから、香典礼状にもきちんと気持ちを入れるべきだと思うのです。
出す事に決まったいるから出すのではなく、「故人のために、お葬式に参列してくださって、しかも、香典という形で、遺族の援助をしてくだって、本当にありがとうございます。」という気持ちがあって、始めて、香典礼状を出すというのがいいと思...